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書評:最後の講義 完全版 西原理恵子著

こんばんは。ジューク(@19sblog)です。
本日は、漫画家西原理恵子さんによる「最後の講義 完全版 西原理恵子」をご紹介します。
西原さんは丁度我が家が子育てしていた頃に「毎日かあさん」を連載されていて、奥様が大好きで全巻持っています。元々大好きな方で期待して読んだのですが期待をはるかに超える内容に感激した次第です。

概要

はじめに
第1章 私はウソつき
第2章 なくしたのはウエストだけ
第3章 人生は女のほうが絶対楽しい
第4章 質疑応答
おわりに

女の子が壁にぶつかった時

初っ端の「はじめに」からしてもう面白い。当抗議はNHKで放送されたドキュメンタリーの「最後の講義」を書籍化したものです。ちなみに行われたのは吉祥寺にある「東京女子大学」。

私は大学生の時に吉祥寺で乗り換えたりしていましたし、社会人になってからも最初の会社の職場から割と近いところにあった為、吉祥寺で飲んだり、先日も東京に帰った際(コロナが蔓延する前)に友人と飲んだりして割と馴染みのある場所です。位置的には結構都心から離れた場所にあるのに何故かブランド化されている吉祥寺。でもやっぱり住みやすそうな吉祥寺。

簡単に言ってしまうとこの講義はマジメに生きてきた(と思われる)女の子たちに人生の裏街道からの生き方を伝授する内容となっています。「裏街道」と自虐的に仰られておりますが、この内容がとにかくすごい。アラフィフにもなると「真面目にコツコツと」だけでは絶対に乗り越えられない場面が人生には必ずあるということを理解します。高知の極貧の家庭から、しかも高校中退させられながらも今の地位を築いた西原さんの語ることだけに心に響きます。

人生には捨てなければならないものもある

東京の片隅の比較的教育熱心なところで育ったので、西原さんの出身の高知県のイメージが全くわかないのですが、生まれ育ったところの酷さは本当にここに書かれている通りなんだと思います。それはもう「ここから逃げ出さないといけない」のだと。

私自身もブラック企業にいて8年間びた一文給料も上がらず奴隷と同じような扱いを受けていたのでその気持ちは良く分かります。そして

早く死んだほうがいい人もいる

本書P18より

と書かれているように私はそこまでは言えませんが、そういう人がいるのも事実。本書の内容から私が特に印象に残ったことを羅列すると以下のようなことになります。

  • プライドがないから漫画家になれた
  • 一生に一度だけは本気で勉強しよう
  • お金があれば泥沼から抜け出すことができる
  • 何があっても働き続けてほしい
  • どんなときでも人生のかじ取りを人任せにしない

まとめ

何でしょう。本当に本書は語ることが難しい内容なのです。一つ一つが重くてインスピレーションがわきまくりでそれを文章にするのが難しい。これは是非、娘をもつお父さん同士で本書を読んで語ってみるのが良いと思います。

私自身娘がいますが、二股三股かけろとは口が裂けても言えませんが(笑)、自分自身の未来を自分で切り拓く強さを持ってもらいたいと思います。女性として仕事をして生きていくことの大変さは女性を束ねて仕事をしている私は他の男性よりも理解しているつもりです。しかしながら昔はもっとひどかったのです。西原さんのような先達たちがこうして切り拓いてくれたからこそ昔よりははるかにマシになっているのではないでしょうか?

そんな女性たちへのエールとなる一冊です。

ではまた!

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