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書評:「転職の鬼100則」早川勝著

本日は早川勝さんの「転職の鬼100則」を紹介します。
著者の「鬼」シリーズも三作目。過去の2作品も読んでいます。タイトルの通りゴリゴリの体育会系根性論と思い込んで読んだのですが、内容はとても腑に落ちるものでした。

とつぜんですが、私は「転職にはスキルが必要」と思っています。転職という人生の一大事を考えている人にはとても興味深い内容となっていると思います。本書で是非転職に必要なスキルと、それよりも大切な心構えを学んでもらいたいものです。

概要

第1章 Selections~鬼選択~
第2章 Decisions~鬼決意~
第3章 Interviews~鬼面接~
第4章 Organizes~鬼捨離~
第5章 Thoughts~鬼思考~

人生の選択肢

新卒でたまたま入った会社が自分にとって天職で最高の職場である。こんな僥倖があるでしょうか?先ずありえないですよね?

大学を卒業して3年後くらいに当時の大学のクラスのメンバーで集まりました。その時に入った業界でこんなにも仕事内容が違うのか、仕事の環境が違うのかと驚いたものです。それでも我々アラフィフ世代の中では転職未経験でそのまま新卒で入った企業に勤め続けている人も多いでしょう。たまたま入った最初の会社でずっと勤めている人もいるでしょう。

頑張って就活して福利厚生の良い会社に入って、「今のネームバリューと福利厚生は捨てられない」と所謂社畜と呼ばれるような働き方をしていた同級生がいましたが彼は今元気かしら?

転職をしたい!という場合は今いる会社に何かしら不満があってそういう気持ちになるのだと思います。大抵は以下のような点ではないでしょうか?
・お金の不満
・人間関係の不満
・将来への不安
では実際に転職しようとした時の選択肢としてどういう風に考えていけば良いかのヒントを第1章で読むことができます。正直暑苦しい部分もあるかと思いますが、転職3回経験者(つまり今4社目)の私が読んでも非常に納得できる内容が多いです。特に鬼100則05の『未来の仲間の「実態」をスパイせよ』は参考になります。

その会社の常識は世間の非常識

どんなに優秀で、向上心があり、人間的魅力にあふれる人でも転職してみない限りは「自分がどれだけこの会社の常識に囚われているか」って気付かないと思います。なぜなら比較対象がないから。こればかりは絶対的な真実として自信をもっていうことができます。実際、新卒で入った会社の先輩と15年ぶりくらいに会ったのですが、ものの見事にその会社そのもののような考え方になっていて驚きました。人間て染まってしまうものなのね。自分ではわからないのねって。

第2章、第3章では実際のスキル的なところの話にも言及してくれています。正直自分が転職しようとしていた時に知っておきたかった知識だなと少し羨ましく思ったりもします。特に面接に関しては、殆どの人が苦手であると思います。それは人生において経験の絶対数が少ないからです。

でも、面接に関してはある程度根本的なスキルを身に着けておけば突破する確率は格段に上がると思いますので本書の『45複数名との面接でも率先して「自分の空気」をつくれ』なんかを参考にしていってほしいなと思います。

決めるのは結局自分

第4章はグッときます。いざ転職しようとして動いていながら家族や親の反対で転職を諦めた人って相当数いるのではないかと思います。私の場合は3社目の会社があまりにも酷すぎたので(苦笑)
↓詳しくはこの記事で
ご挨拶にかえて~行動する事で人生を変えた男の話

反対はありませんでしたが、人生はある意味リスクをとらなければリターンは取れないのですから結果で外野は黙らせましょう。余談ですが、子育て中に自分の狭い経験でアドバイスをもらって奥さんが悩んでいたことがありました。そういう有難迷惑なアドバイス同様聞き流して決断は自分で行いましょう。

その際に私が考えていたことは「その選択がワクワクするか」というもの。迷った時はワクワクする方へ向かっていけば大抵なんとかなったなという実感があります。悩む時には『63わがままに「断捨離」しろ』が参考になるのではないかと思います。

親も配偶者もありがたいアドバイスはくれますが、働くのはあくまであなた自身です。あなた自身の選択を信じて進んで欲しいものと思います。

まとめ

知人に元大手電機会社で早期退職に応募し、55歳を過ぎて転職未経験で会社を辞めてしまった人がいます。私に一言でも相談してくれれば良いのに・・・

案の定知り合いのつてで入った小さい会社を一月も経たずに辞めてしまい、その後は就職先が決まっていません。なんか独立して働くとか働かないとか。転職は年齢とタイミング。ある一定以上の年齢では残念ながら相当の「売り」がなければ転職はかなわないのですよ。残念ながら。

これからの時代、というか今でも転職は当たり前のことでしょう。ですが、転職について語りつくした本があまりないことも事実。大抵の人は多くて1、2回しか経験しませんしいまだ多くの人はゼロ。ですので本書はとても貴重だと思います。

タイトル嫌いせずにぜひとも読んで貰いたい一冊です。転職をするしないにかかわらず貴重な知識を得ることができると思います。

では、また!

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